【第3回】なんで「自分の工場」を持たないのか。
2026/05/10
こんにちは、SOUKEIの竹澤です。
前回は「図面を見るとき、僕がどこを凝視しているか」という、
ちょっとマニアックな話をさせてもらいました。読んでくださった方、ありがとうございます。
今日は、僕が商売をしている中で一番よく聞かれる、この質問に答えてみようと思います。
「竹澤さん、自分のところで機械を持っていないのに、どうやってるの?」
これ、よく聞かれるんです。
確かに、僕は「ものづくりのエージェント」を名乗っていますが、自分の工場にマシニングセンターがあるわけでも、
旋盤が回っているわけでもありません。いわゆる「ファブレス」という形です。
でもこれ、実は僕なりの「こだわり」なんですよね。
道具に縛られると、一番の提案ができなくなる
もし僕が、何億もする立派な機械を自分の工場に置いたとします。
そうなると、どうしても「あの機械を遊ばせたらあかん、なんでもいいから仕事入れなあかん!」
ってなってしまうのが人間やと思うんです。
お客様から相談された図面が、本当は「別の最新の機械」でやる方が安くて綺麗に仕上がると分かっていても、
自分のところにその機械がなかったら……。
無理やり自社の機械でなんとか作ろうとしてしまう。それって、本当にお客様のためなのかな?って。
僕は、それが嫌だったんです。
「世界中の工場」が僕のパートナー
僕は機械を持たない代わりに、めちゃくちゃ身軽です。
「このギアなら、大連のあそこの会社が一番コストパフォーマンスがいいな」
「この樹脂の微細加工は、あそこの職人さんに頼まないと納得いかない」
「この特殊な表面処理は、あの会社に相談しよう」
日本中、なんなら海を越えた先まで、僕には信頼できる「仲間」がたくさんいます。
特定の設備に縛られないからこそ、僕はフラットな目で「その図面にとっての正解」を自由に選ぶことができます。
「竹澤に預けておけば、勝手に最適なルートを見つけて、ややこしい調整も全部やっておいてくれる」
そう言ってもらえるのが、僕にとっては何よりの褒め言葉ですし、それがSOUKEIという存在の価値だと思っています。
結局は「人」のつながり
機械は買えば手に入りますけど、現場の「癖」や「得意不得意」を見抜く力は、実際に現場を歩き回って、
職人さんと対話して、一緒に苦労しないと身につきません。
僕は、機械の油にまみれる代わりに、ネットワークという泥臭いところを一生懸命作ってきました。
「機械がないからできない」ではなくて、「機械がないから、何でもできる」。
これが、SOUKEIのスタイルです。
さて、明日はいよいよ「竹澤とは」シリーズの最終回。
僕がこれから、このSOUKEIをどんな場所にしていきたいのか、少しだけ未来の話をさせてください。
よろしくお願いします!
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SOUKEI
住所 : 奈良県北葛城郡上牧町片岡台2丁目8−8
電話番号 : 0745-72-5408
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