【第43回】なぜ今、町工場の廃業が相次ぐのか?調達網崩壊のリアル
2026/09/03
こんにちは、SOUKEIの竹澤です。
今回からは新シリーズとして、今多くの調達担当者様が直面している切実なテーマ「町工場の廃業と、サプライチェーン崩壊への防衛策」についてお話しします。
「長年頼んでいた加工屋さんが、後継者不足で廃業することになった」
「来月で事業を畳むと言われ、代わりの手配先が見つからず途方に暮れている」
最近、色々なメーカーの調達担当者様とお話しする中で、こうした悲鳴にも似た声を本当に毎日のように耳にします。
現場で一体何が起きているのか、そして調達側はどう備えるべきなのかを解体します。
🏚️ 廃業が相次ぐ2つのリアルな背景
日本のモノづくりを支えてきた町工場が廃業に追い込まれる背景には、個社の努力だけではどうにもならない2つの壁があります。
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高齢化と後継者不足: 熟練職人さんの高齢化が進み、技術継承が間に合わないケース。「自分の代で会社を閉める」と決断される工場が増えています。
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設備更新とコスト高騰の壁: 老朽化した機械を更新するには数千万円単位の投資が必要ですが、電気代や材料費が高騰する中、再投資を諦めて撤退を選ぶパターンです。
この流れは今後数年でさらに加速すると予想されています。
⚠️ 一番の恐怖は「ノウハウと図面のブラックボックス化」
色々な担当者様から話を聞いていて痛感するのは、町工場が廃業する際の一番の損害が「その工場にしか作れなかった部品」の行き場がなくなる点です。
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「図面はあるが、現場の職人さんのカンや専用治具で無理やり仕上げていた」
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「長年の付き合いで、図面に載っていない暗黙の了解(公差や手直し)が存在する」
こうなると、廃業の通知を受けた瞬間に「再現不可能な迷宮入り部品」になってしまいます。
🛡️ 「通知が来てから探す」では手遅れになる
廃業の連絡が来てから慌てて新しい加工屋さんを探しても、見積もり、仕様確認、試作検証には何ヶ月もかかります。その間に納品が途絶え、自社の生産ラインを止めてしまうリスクが高まります。
だからこそ、既存の加工屋さんを大切にしつつも、「万が一の時に駆け込めるセカンドオピニオン(代替ルート)を平時から用意しておくこと」が、自社の調達を守る最強の防衛策になります。
日頃から多くの担当者様から「あの工場の仕事、どこか代わりに作れるところない?」と相談を受ける立場として、SOUKEIは全国の提携ネットワークを駆使し、そうした「行き場を失った技術の受け皿」としても動いています。
📊 次回予告:ブラックボックス化した図面を新しい加工屋さんへ引き継ぐ技術
次回(第44回)は、「暗黙の了解だらけの図面を、どうやって新しい加工屋さんへトラブルなく手配し直すか」という具体的な引き継ぎのコツについてお話しします!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!また次回お会いしましょう!
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SOUKEI
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