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【第42回】「5軸加工機があるから凄い」は本当?オーバースペックな設備と見積もり金額の関係

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【第42回】「5軸加工機があるから凄い」は本当?オーバースペックな設備と見積もり金額の関係

【第42回】「5軸加工機があるから凄い」は本当?オーバースペックな設備と見積もり金額の関係

2026/08/31

こんにちは、SOUKEIの竹澤です。

 

自前で機械を持たないから言える加工屋さんの裏側シリーズ、最終回となる今回は「最新の高級設備と見積もり金額のリアルな関係」についてお話しします。

 

加工屋さんのホームページを見ると、「最新鋭の5軸加工機導入!」「複合加工機でどんな複雑形状も一発加工!」といったアピールをよく見かけます。

 

確かに最新設備は素晴らしく、複雑な形状を一発で仕上げる技術力には目を見張るものがあります。

 

しかし、調達担当者様が知っておくべき裏側は、「設備が高級であればあるほど、設備チャージ(アワーレート)も高くなる」という事実です。

 

⚙️ 設備チャージの仕組みと過剰スペックの罠

加工屋さんの見積もりにおける工賃は、基本的に「作業時間 ✕ 設備チャージ」で計算されます。このチャージ金額は、機械の導入コストや維持費に比例します。

 

  • 一般的な3軸マシニング・汎用機:設備チャージが手頃

  • 最新の5軸加工機・大型複合機:機械自体が数千万円〜億単位するため、設備チャージが高設定になる

例えば、上下面の穴あけと簡単な外形削りだけのプレート部品を、たまたま空いていたからといって最新の5軸加工機で削ったとします。

 

加工自体は綺麗に完了しますが、「安い設備で削れば十分だった部品に、高い設備チャージが乗ってしまう」という現象が起きます。これが、「凄い設備を持っている工場なのに、見積もりが安くならない(むしろ高くなる)」理由の正体です。

 

💡 「必要十分な設備」で削るのが一番安い

重要なのは、機械がどれだけ最新で凄いかではなく、「その図面に対してオーバークオリティ(過剰設備)になっていないか」です。

 

  • 複雑な3次元曲面や多面加工が必要な部品 ➔ 5軸加工機や複合機が最適(工数が減って結果的に安くなる)

  • 単純な穴あけや平板の切削 ➔ 標準的な3軸機や汎用機が最適(設備チャージが抑えられて安くなる)

図面の難易度と設備のスペックがぴったり一致したとき、初めて一番コストパフォーマンスの良い見積もりが生まれます。

 

🛡️ 図面に合わせた「最適な土俵」を選ぶ

SOUKEIでは、提携している数多くの工場が持つ設備のスペックやチャージ傾向を把握しています。

 

「この図面なら最新の複合機に頼むのが一番早い」

「この形状なら、あえて昔ながらの設備が得意な工場に頼んだ方が圧倒的に安い」

 

このように、オーバースペックによる無駄なコストを抑え、その部品にとって一番相性の良い「最適スペックの現場」をマッチングすることを徹底しています。

 

「なぜか見積もりが高く感じる」「高機能な設備で頼んでいるのにコストが下がらない」とお悩みの際は、ぜひ一度SOUKEIにご相談ください。

 

全3回にわたる【加工屋さんの得意・不得意解剖図鑑】をお読みいただき、ありがとうございました!

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