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【第46回】便乗値上げか妥当な改定か?提示された価格改定を見極める「3つの視点」

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【第46回】便乗値上げか妥当な改定か?提示された価格改定を見極める「3つの視点」

【第46回】便乗値上げか妥当な改定か?提示された価格改定を見極める「3つの視点」

2026/09/15

こんにちは、SOUKEIの竹澤です。

 

今回からは新シリーズとして、今あらゆる調達担当者様を悩ませている「加工屋さんからの値上げ要請への向き合い方」をテーマにお届けします。

 

昨今の原材料費や電気代、人件費、物流費の高騰に伴い、長年付き合いのある加工屋さんから「大変恐縮ですが、来月から〇〇%値上げさせてください」という通知が届くケースが増えています。

 

社内からは「簡単に飲むな、突っぱねろ」と言われ、現場からは「断って手配を止められたら困る」と攻め立てられ、ここでも調達担当者様は板挟みになりがちです。

 

今回は、提示された値上げが「妥当な改定」なのか「便乗した値上げ」なのかを、感情論ではなくロジカルに分析するための3つの視点を解体します。

 

📊 視点1:その部品の「材料費比率」はどれくらいか?

「材料費が上がったので、部品単価を全律20%上げさせてください」と言われた際、そのまま鵜呑みにするのは危険です。

 

部品のコストは大きく「材料費」と「加工費(工賃)」に分かれます。

 

  • 材料比率が高い部品(大きな塊から削り出すものなど): 材料費が1.5倍になれば、全体の単価も大きく影響を受けます。

  • 加工費比率が高い部品(微細な加工や工程が多いもの): 材料費自体の割合が低いため、材料高騰を理由に全体単価を20%上げるのは計算が合いません。

「どのコスト要素が上がったのか」を切り分けて確認することが、フラットな議論の第一歩です。

 

⚡ 視点2:エネルギーコスト(熱処理・メッキなど)の影響範囲か?

切削加工だけでなく、社外の協力工場へ委託する「熱処理」や「メッキ・アルマイトなどの表面処理」は、電気代やガス代の高騰の直撃を受けています。

 

加工屋さん自身も「表面処理屋から値上げされた分を転嫁せざるを得ない」という状況があります。

 

切削工賃そのものが上がっているのか、それとも後工程の処理費が上がっているのかをクリアにすることで、「どこを改善すれば相殺できるか」の打ち手が見えてきます。

 

📦 視点3:物流費や「小ロットチャージ」が含まれていないか?

実は最近増えているのが、加工費そのものではなく「配送コスト」や「段取り替えの負担」による値上げ要請です。

 

「毎回10個ずつ細かく手配されるので、実質的に運賃と段取りで赤字になっている」という現場の本音が隠れていることがあります。

 

この場合、単なる価格交渉ではなく「まとめて発注するから単価を維持してもらう」といった、双方にメリットのある解決策が打てるようになります。

 

🛡️ 単に疑うのではなく「構造を解剖する」

加工屋さんも、好きで値上げを要求しているわけではありません。苦渋の決断であることがほとんどです。

 

だからこそ、「高いから無理」と突っぱねるのではなく、「何が原因でどれくらい上がっているのか」を一緒におさらいする姿勢を見せることが大切です。

 

「この値上げ要請、相場から見て妥当なのかな?」と判断に迷ったときは、第三者のセカンドオピニオンとしてSOUKEIに図面と見積もりをお見せください。根拠をフラットに検証するお手伝いをします。

 

📊 次回予告:対立せずに自社予算に収める「条件交渉」の出し方

次回(第47回)は、値上げの根拠を理解した上で、「加工屋さんと喧嘩せず、自社の予算内に収めるための具体的な折衷案(仕様緩和・配送・ロット見直し)」の提示方法についてお話しします!

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!また次回お会いしましょう!

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