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【第47回】対立せずに予算内に収める。「条件交渉」で価値を引き出す3つの折衷案

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【第47回】対立せずに予算内に収める。「条件交渉」で価値を引き出す3つの折衷案

【第47回】対立せずに予算内に収める。「条件交渉」で価値を引き出す3つの折衷案

2026/09/18

こんにちは、SOUKEIの竹澤です。

 

加工屋さんからの値上げ要請に向き合うシリーズの最終回となる今回は、「加工屋さんと喧嘩せず、自社の予算内に着地させるための具体的な折衷案の出し方」についてお話しします。

 

前回お話しした通り、値上げの背景(材料費・エネルギー費・物流費など)を分解して理解できたら、次に行うべきは「飲むか・突っぱねるか」の二択の交渉ではありません。

 

お互いにメリットがある「条件の変更(Give & Take)」を提示し、納得感のある着地点を見つけることです。

 

現場で効果的な3つの折衷案を解体します。

 

💡 折衷案1:「発注ロットと分納」で現場の段取りコストを下げる

単価が上がる一番の理由は、加工屋さん側の「段取り替え(機械のセッティング)の回数」と「手配の手間」です。

 

  • 提案フレーズ: 「単価は値上げ後の価格を受け入れます。その代わり、3ヶ月分(あるいは半月分)をまとめて内示・一括発注させてください。納入だけを毎月分割(分納)にする形にできませんか?」

加工屋さんにとっては、一度の段取りでまとめて作れるため生産効率が一気に上がり、段取りコストや材料調達コストを相殺できます。調達側も「単価の上昇を抑えつつ、在庫リスクを最小限にする」という着地が可能になります。

 

💡 折衷案2:過剰な公差・仕上げの「仕様緩和(VA/VE)」をセットで出す

「加工費(工賃)」が上がっている場合、図面の中に加工屋さんの手間を増やしている原因が潜んでいます。

 

  • 提案フレーズ: 「予算の上限があるため、この単価を維持するために図面のどこを緩めれば加工時間が短くなりますか?」

例えば、「指示なき角Rの拡大」「全数検査から抜取検査への変更」「裏面の面粗度(仕上げ指示)の緩和」など、機能に影響しない部分の仕様を緩める提案です。

加工時間が短くなり不合格リスク(ポカヨケ)が減れば、加工屋さんも以前の単価を維持しやすくなります。

 

💡 折衷案3:梱包・配送方法の見直しで「隠れたコスト」を削る

意外と見落とされがちなのが、梱包費や送料といった加工以外の付帯コストです。

 

  • 提案フレーズ: 「個包装を簡易梱包(箱にまとめ入れ)に変えたり、納品頻度を週2回から週1回にまとめることで、上がった分のコストを相殺できませんか?」

加工屋さんが配送手配や丁寧すぎる梱包に割いていた時間・経費を削ることで、部品そのものの加工単価を据え置いてもらう交渉です。

 

🤝 「一方的な交渉」から「対等な相談」へ

価格交渉で一番やってはいけないのは、「他社ならもっと安くできると言われた」「予算がないから何とかしてくれ」という根拠のない押し付けです。

 

「値上げの事情は理解した。だからこそ、こちらの発注条件や仕様を工夫して、お互いに損をしないラインを探したい」というスタンスで臨むことが、結果として一番スムーズに予算内に収める近道になります。

 

🛡️ 双方の「落としどころ」をデザインするSOUKEIの役割

社内の設計担当者へ仕様変更を頼むのが難しい場合や、加工屋さんへどういう条件変更を提示すれば響くか分からない場合は、SOUKEIにご相談ください。

 

僕たちが図面と手配条件を分析し、「この条件変更なら加工屋さんの手間が〇割減るので、旧単価を維持できます」という、双方が納得できる着地点(折衷案)をデザインしてご提案します。

 

全2回にわたる【加工屋からの値上げ要請に向き合う適正価格と交渉術】をお読みいただき、ありがとうございました!

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電話番号 : 0745-72-5408


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