【第53回】自社開拓の限界を超える。「直接取引」と「ネットワーク型調達」の賢い使い分け
2026/10/12
こんにちは、SOUKEIの竹澤です。
「加工屋さんの見極め方」をお届けしてきたこのシリーズも、今回で一区切りとなります。
これまで「得意な材質やサイズの偏り(第51回)」や「試作と量産のキャパシティの壁(第52回)」についてお話ししてきました。
現場のリアルを知れば知るほど、ひとつの壁にぶつかります。
「自社の図面バリエーションすべてに対応できる完璧な加工屋さんなど、存在しない」という事実です。
だからといって、新しい加工屋さんを自社で何社も開拓し、口座を開設し、品質監査を行って管理し続けるには、調達担当者様の時間も労力もいくらあっても足りません。
今回は、自社開拓の限界を突破するための「直接取引」と「ファブレス(ネットワーク型調達)」の賢い使い分けについて解体します。
⚖️ 「直取引」が得意な領域・苦手な領域
自社で直接口座を持つ加工屋さんとの取引には、明確な強みと弱みがあります。
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強み: 仕様が完全に固まっている定番部品や、毎月安定して流れる大ロット品を、顔の見える関係で安く安定調達できる。
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弱み: 自社の得意分野から外れた難加工や突発的な短納期案件を持ち込むと、断られたり、無理をして受けてもらっても価格が高騰・納期遅延しやすい。
「何でも作れます」という加工屋さんであっても、裏を返せば「得意分野以外の加工は、無理をして削っている(=コストもリスクも高い)」のが現実です。
🌐 ネットワーク型調達(ファブレス)を「外部の調達チーム」として使う
ここで効いてくるのが、SOUKEIのような自社設備を持たないファブレスネットワークの存在です。
自社ですべての加工屋さんを開拓・管理するのではなく、「特定の加工領域やイレギュラー対応を、全国ネットワークを持つ窓口に丸ごと委託する」というアプローチです。
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得意な工場へダイレクトに流せる: 図面ごとに「その加工が一番得意で、いま機械が空いている工場」をピンポイントで選定するため、無駄な試行錯誤が発生しない。
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新規開拓・口座管理の工数がゼロになる: 窓口はSOUKEI1社で済むため、何社も新規口座を開設する手間や与信管理の負担がかからない。
🤝 最強のポートフォリオ:「直取引」×「ネットワーク型」の使い分け
調達の効率と安全性を最大化するコツは、「既存の直取引」と「ファブレス」を対立させるのではなく、役割分担させることです。
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定番・リピート・大ロット品: 長年付き合いのある既存の加工屋さんへ直接手配(コスト最優先)
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突発・短納期・難加工・新分野の試作: SOUKEIのネットワークを活用(スピード&確実性最優先)
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リスクヘッジ(セカンドオピニオン): 万が一の廃業やキャパオーバーに備え、SOUKEIにも図面を共有しておく
この「二本柱」を立てておくことで、日常の管理工数を増やさずに、どんな突発トラブルや新規案件にも即座に対応できるタフなサプライチェーンが完成します。
3回にわたり【カタログスペックに騙されない「最適な工場選定」術】をお読みいただき、ありがとうございました!
📊 次回予告:加工屋に「喜ばれる図面」と「泣かれる図面」
次回(第54回)からは新テーマ!「設計と現場の間を取り持つ!加工コストを無駄に跳ね上げている図面の過剰品質(オーバースペック)の解体」に入っていきます。お楽しみに!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!また次回お会いしましょう!
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SOUKEI
住所 : 奈良県北葛城郡上牧町片岡台2丁目8−8
電話番号 : 0745-72-5408
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