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【第20回】「SS400」や「タフトライド」って、中国の工場でもそのまま通じるの?

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【第20回】「SS400」や「タフトライド」って、中国の工場でもそのまま通じるの?

【第20回】「SS400」や「タフトライド」って、中国の工場でもそのまま通じるの?

2026/06/28

こんにちは、SOUKEIの竹澤です。

 

前回は、人間が作る以上「100%の良品はない」という現実を実直に受け止めた上で、

それに限りなく近づけるための検査体制と、万が一の時のスピーディーなリカバー対応についてお話ししました。

 

トラブル時のリアルな動きに安心していただけたところで、

今回は図面の中身、特に「材質や表面処理の指定」に関するリアルな疑問にお答えします。

 

日本の図面をお持ちのお客様から、よくこんな技術的なご質問をいただきます。

 

「図面に『SS400』とか『S45C』って書いてあるんだけど、中国の工場にそのまま出して伝わるの?」

「『タフトライド処理(窒化)』の指定があるんだけど、海外でも同じ品質で再現できるのかな?」

結論から言うと、まったく心配いりません。僕がいつもやり取りしている大連などの工場は、

日本との取引経験が非常に豊富なので、JIS規格も日本特有の処理名もほぼ完璧に理解してくれます。

 

今回は、そんな優秀な海外サプライヤーのリアルな実態と、

その上で僕が間に入ることで生まれる「もう一歩先のコストダウン」についてお話しします。

 

🔍 材質のリアル:JIS規格は普通に通じるし、日本材も扱えます

 

「中国の工場にJIS規格を投げたら、現地の規格に翻訳して説明しなきゃいけないのかな……」と

思われるかもしれませんが、その手間は一切必要ありません。

 

僕がパートナーとして選んでいる工場は、日常的に日本向けの精密部品を加工しているプロフェッショナルです。「SS400」「S45C」「SUS304」といった言葉は、彼らにとって当たり前の共通言語です。

 

さらに言えば、物によっては現地で「日本材そのもの」を取り扱って加工することすら普通にやっています。

「どうしても材料自体の信頼性を日本基準で担保したい」という案件でも、

現地でそのまま対応できるのが強みです。

 

じゃあ、なぜそこに僕(SOUKEI)が間に入るのか。

 

それは、ただ図面通りに通じるからといってそのまま作らせるだけでなく、

「ここ、品質や強度を落とさずに現地の流通材(相当材)に置き換えたら、

材料費をさらにガツンと下げられますよ」という提案(目利き)ができるからです。

(例えば、SS400を中国のGB規格である「Q235B」に変える、といった調整です)

 

ベースの品質は日本材やJIS規格で担保しつつ、削れるところは現地の流通材で賢くコストを落とす。

このバランス調整を、僕がお客様と工場の間でコントロールしています。

 

⚙️ 表面処理のリアル:「タフトライド」の意図もバッチリ伝わります

 

材質と同じくらい重要なのが、熱処理や表面処理の指定です。

 

耐摩耗性を高めるためによく図面に書かれる「タフトライド(イソナイト)」。

これも日本特有の呼び方(商標)に近いものですが、日本向けの加工に慣れている現地の工場長なら

「あ、あの窒化処理ね」とすぐに意図を理解してくれます。各種の精密なクロムメッキなども同様です。

 

ここでも、そのままタフトライド相当で通すこともできますし、

現地で一番コストパフォーマンスが良くて得意な処理ライン(QPQ処理など)に置き換えることで、

さらにコストメリットを出せる場合もあります。

 

「現地の工場は、日本の図面の意図をしっかり分かってくれる。

その上で、どっちの選択肢(日本指定のままか、海外の得意な方法か)でいくのが一番安くて確実か」を、

僕が現地とチャットでパパッと詰めて、最適な形でお見積もりを出させていただきます。

 

📊 お客様は、今の図面のままで送るだけで大丈夫です

 

海外調達を成功させるために、お客様がわざわざ図面のJIS規格を中国の規格に書き直したり、

表面処理の翻訳を調べたりする必要は一切ありません。

 

今お持ちの、日本のJIS規格で書かれた図面のままで僕に送っていただければ大丈夫です。

 

図面に込められた設計者様の意図を僕が読み解き、現地の優秀な工場長とダイレクトにチャットをして、

「日本基準の品質」を一番賢く、一番安く手に入れるルートを組み立てます。お客様の手間を増やさずに、

海外のコストメリットだけを良いとこ取りしてください。

 

さて、材質や処理の不安が解消されたところで、

次回(第21回)は「そうは言っても、海外調達って大ロットじゃないと逆に高くなるんじゃないの?

試作1個とか小ロットでも対応してくれる?」という、数量に関するリアルな疑問にお答えします。

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!また次回お会いしましょう!

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