【第28回】「日本製なら100%安心」のウソ。日本の加工現場が直面している泥臭いリアル
2026/07/22
こんにちは、SOUKEIの竹澤です。
前回は、海外調達における「品質トラブル」のリスクや、
万が一のときの3つのリカバー体制についてぶっちゃけました。
その中で僕が一番お伝えしたかったのは、「機械は間違えないけれど、
それを扱うのは人間だから100%はあり得ない。それは中国も日本も関係ない」ということです。
海外調達のお話をしていると、よく「やっぱり日本の加工屋さんに頼むのが一番安心ですよね」と
言われることがあります。
ですが、今回はあえてここを解体させてください。
「国内の加工屋さんなら100%トラブルがない」というのは、調達の現場における大きな思い込みです。
今回は、日本の加工現場が直面している泥臭いリアルについてお話しします。
日本の現場も「人間が作っている」という現実
「日本製=高品質で絶対にミスがない」というイメージを持っている調達担当者様は少なくありません。
もちろん、日本の職人さんの技術や丁寧さは素晴らしいですし、僕も心からリスペクトしています。
ですが、日本の現場も神様ではありません。
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職人さんの高齢化と人手不足
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特定の時期に案件が集中することによるキャパシティオーバー
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繁忙期の焦りや疲労からくるヒューマンエラー
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これらは、今まさに日本の多くの町工場や加工現場がリアルに抱えている課題です。
国内の加工屋さんに発注していても、「予定していた納期に間に合わないと言われた」
「上がってきた製品の寸法が指示と違っていた」「図面の注記を見落とされていた」と
いった経験は、調達担当者様なら一度や二度は必ずあるはずです。
「国内だから」「日本人だから」といって、リスクがゼロになるわけではありません。
繰り返しますが、機械を動かし、梱包し、出荷するのは人間だからです。
⚠️ 「国内だから安心」という盲信が一番あぶない
本当に危険なのは、「国内に頼んでいるから大丈夫だろう」とタカをくくって、
確認や進捗管理を怠ってしまうことです。
中国の工場であれ、日本の工場であれ、現場で作業しているのは血の通った人間です。
国籍や場所に関係なく、ミスが起きる可能性はどこにでもありますし、
トラブルを100%防ぐ魔法の国なんてどこにも存在しません。
だからこそ、調達担当者様が持つべきなのは、「日本製だから安心」「海外製だから不安」と
いうステレオタイプな二元論ではなく、「どちらの現場にも等身大のメリットと、
人間が作るがゆえのリスクが必ず存在する」という冷めた現実の目です。
📊 次回、国内外の「リアルな使い分け」を総括します
日本の現場のリアルを解体したからといって、僕が「国内調達がダメだ」と
言いたいわけでは決してありません。
言葉の壁がないことや、物理的な距離の近さなど、
日本国内の加工屋さんでなければ解決できない強みも当然たくさんあります。
大切なのは、双方の「いいところ」も「泥臭い現実(リスク)」も両方知った上で、
案件ごとに賢く使い分けることです。
次回(第29回)は、この【現場のリアル解体編】の締めくくりとして、
「中国か、日本か」という二元論を捨て、両方の現実を知る窓口(SOUKEI)を
どう賢く使えば一番安全でトクをするのか、その具体的な選択基準について総括します!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!また次回お会いしましょう!
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