【第29回】「日本か、海外か」の二元論を捨てる。両方の現実を知る窓口を賢く使うという選択
2026/07/25
こんにちは、SOUKEIの竹澤です。
前回は、「日本製=100%安心」という思い込みを解体し、
日本の加工現場も人手不足や繁忙期の焦りなど、人間が作っているからこそのリアルな課題を
抱えているというお話をしました。
中国の現場も、日本の現場も、神様ではありません。
どちらの現場にも、それぞれ等身大の強みがあり、同時にヒューマンエラーのリスクも存在します。
では、調達担当者様はこれからのモノづくりで、国内外の現場とどう付き合っていけばいいのでしょうか?
今回は、【現場のリアル解体編】の締めくくりとして、
「日本か、海外か」という二元論を捨て、両方を賢く使い分けるための本音の基準をお話しします。
⚖️ 国内と海外、それぞれの「等身大の強み」
「安さの海外」「安心の日本」といった大ざっぱな切り分けではなく、
現場の視点で見ると双方の強みはもっと具体的です。
-
海外(中国)調達の本当の強み
-
圧倒的なコストパフォーマンス:特に数量がまとまる案件や、コストを削りたい標準的な加工品で強みを発揮します。
-
日本の大型連休中も動く:お盆やGW、年末年始など、日本の工場が止まるタイミングでも納期を稼ぐ選択肢になります(※春節期間を除く)。
-
-
日本国内調達の本当の強み
-
言語・文化の壁がないこと:図面に書ききれない細かなニュアンスや微妙なフィーリングを、阿吽の呼吸で汲み取ってもらえます。
-
物理的な「距離の近さ」:万が一の修正や追加工が必要になったとき、その日のうちに現物を動かして手直し(リカバー)できる圧倒的な機動力があります。
-
-
こうして比べると、どちらが「絶対的に上」ということはありません。
求める条件(コスト、納期、図面の複雑さ、万が一の緊急度)によって、最適な答えが変わるだけです。
🛡️ 双方の「泥臭い現実」を知る窓口を味方につける
一番もったいないのは、「うちはずっと国内だから」「以前海外で痛い目を見たから」と、
片方の選択肢を完全に閉ざしてしまうことです。
ですが、調達担当者様ご自身が、海外工場の品質チェックから国内工場のキャパ確認、
緊急時の手直し手配までをすべて自力でカバーするのは、現実的に負担が大きすぎます。
だからこそ、僕たちSOUKEIのようなファブレス(工場を持たない調達代理)が存在します。
SOUKEIは特定の自社工場を持たないからこそ、「海外に発注しなければいけない」
「国内に回さなければいけない」というしがらみが一切ありません。
お客様から図面と条件をお預かりしたら、
「この形状とコスト感なら海外で進めるのが一番トク」
「この納期とニュアンスの細かさなら国内の職人さんに頼むのが一番安全」
というように、国内外の現場をフラットに天秤にかけてご提案できます。
海外のメリットもリスクも、日本の現場の良さも厳しさも、両方の現実を泥臭く知っている窓口を
「自社の調達チームの防衛策」として賢く使っていただくこと。
それこそが、これからの時代に一番トラブルが少なく、コストも納期も守れるスマートな選択です。
🤝 おわりに:理想論ではなく、現実のモノづくりを一緒に
全29回にわたって、物流、リードタイム、品質管理、そして国内外の現場のリアルについて、
一切の飾りを捨てて本音でお話ししてきました。
製造業に「100%完璧でトラブルが絶対に起きない魔法」はありません。
ですが、リスクを正しく認識し、万が一のときの備えを作り、最適な場所に発注する
「現実的な仕組み」なら作ることができます。
「この図面、国内外どっちに頼むのが正解だろう?」
「今のコストや納期に少し疑問がある」
そんなときは、いつでもお気軽にご相談ください。これからも嘘偽りのない、
等身大の現場の言葉で、貴社の調達を全力でサポートいたします。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
----------------------------------------------------------------------
SOUKEI
住所 : 奈良県北葛城郡上牧町片岡台2丁目8−8
電話番号 : 0745-72-5408
----------------------------------------------------------------------